
今年は東北地方以外になぜ~か九州の福岡県と大分県に足を運ぶ機会が多かった私です。というわけで今回は、出張仕事の合間に出かけた北九州を簡単にレポートさせていただきます。
※旅行ミニコミサークル「クリエイティブ ライゼ」Vol.25 No.1(2013年)に掲載された旅行記に写真を追加して転載しています。
今年は東北地方以外になぜ~か九州の福岡県と大分県に足を運ぶ機会が多かった私です。というわけで今回は、出張仕事の合間に出かけた北九州を簡単にレポートさせていただきます。
※旅行ミニコミサークル「クリエイティブ ライゼ」Vol.25 No.1(2013年)に掲載された旅行記に写真を追加して転載しています。
東京から北九州へ向かうためには、基本的に北九州空港を選択するのだけれど、体力と移動時間に余裕さえあれば、福岡空港をチョイスすることもしばしば。それはなぜかと言いますと、直行便よりも航空券代が安いから(笑)。早めの段階で出張日が決まっていると、普通だったら2万円代のところを、東京から半額近くの早割チケットで福岡へ飛び、そこから2千円程度プラスして、バスや鉄道を利用して移動しています。
なんとなくこの方法は、北九州のみならず、熊本や大分あたりまでなら有効かも? その分の移動時間はどうしてもかかるけど、車窓を眺めながらの移動は、出張の旅とはいえども、「旅している」という気分が盛り上がるので、機会があれば積極的に試みたいかなーと(笑)。
北九州といえば、歴史の授業で教わった官営(国営)八幡製鉄所や、昔は太平洋ベルト地帯の1つに数えられた工業都市で、今も工業が盛んではあるけれど、昔と違って環境に配慮した都市を目指す働きかけが熱心な地域です。また、古いものと新しいものが融和する不思議な部分もちょっとあるかな。
その最たる例が、「リバーウォーク北九州」というモダンな施設の存在。そばには純和風(?)な小倉城とその庭園があるのだけれども、最初はこの組み合わせ、景観的にどうかな~?と思っていましたが、結構コレが、意外とマッチして新鮮な驚きが。特に小倉城庭園からの眺めが素晴らしい。
こう思うようになったのは、年を取ったせいかもしれないが(笑)、館内の展示内容も含めて、ここは私の北九州お気に入り&おすすめのスポットの1つになりましたね。
小倉から門司港までは鉄道で3駅(時間にして15分くらい)。門司港駅は九州における鉄道歴史のの起点、九州発展の始祖を築いたところです。明治24年に建てられたレトロな木造駅舎のプラットホームに降り立つと、なぜか懐かしく、でも日本っぽくないアジアのほかの国の駅で見たような景観に心が躍り出します。(残念ながら駅舎は、平成30年3月末までの予定で現在保存修理中)
門司港駅をはじめ、明治から大正時代にかけて作られた建物が今も残るこの場所は、関門海峡が目の前に広がり、武蔵と小次郎が決闘した巌流島もすぐ近く。観光客向けに整備されたエリアは、ちょっとしたテーマパークみたいな印象ですが、少し歩くと市場や商店街、門司港が官庁街としても栄えた時代の面影を色濃く残す料亭や遊郭が軒を連ねた路地などもあり、散策の見どころは結構たくさんありました。
訪れた当日、ちょうど休館日で見ることができなかった九州鉄道記念館は、次の機会にリベンジしたいな。
このほか北九州では、発電所やモノレールの車両基地を見学したり、市場散策などもして楽しみました。(おわり)